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大塚彰宏(おおつかあきひろ)

一級建築士/宅地建物取引士

公認ホームインスペクター/省エネ建築診断士/新宿区木造住宅等耐震診断登録員

 

 

【生い立ち】

堺商人・南蛮貿易等で知られる堺に生まれ、普通の家庭に育つ。

幼稚園の時に家を新築することとなり、毎日工事現場で遊んで大工さんの邪魔をしていた。

ラジオを聞きながら大工さんが黙々とシゴトをしていく、家造りの原風景。

 

中学から鹿児島に移り、寮生活を送る。

寮は学年ごちゃ混ぜで二段ベッドがずらっと並んだ8人部屋から、

独房と見紛うような3畳ほどの「個室」と言った、住環境としては最底辺を経験。

 

大学時代、上京し、晴れて一人暮らしの自分の城を持つも、

見てくれだけ新しい画一的な安普請のアパートに疑問を持たず、建築を志すも、

自分の「住まい」や「ライフスタイル」にはほぼ無頓着なまま、学生時代が過ぎていく。

「紺屋の白袴」である。

 

そんな学生時代を過ごす中で、旅行や留学を通して、海外で当たり前のように行われている「シェア」や「リノベーション」を間近に経験し、生理的な心地よさを感じる。

なぜこれが日本でで当たり前ではないのか。

なぜ日本の学生は高い家賃を払って安普請の家に住まなければならないのか。

 

スイスの大学で、ピーター・ズントーという建築家の指導を受ける中で、

空間の素材やスケールによる「雰囲気=atmospher」を追求することを教えられ、非常に感銘を受ける

 

この学生時代の一連の経験がターニングポイントとなり、「リノベーション」や「まちづくり」、

「身体感覚を意識した空間づくり」を志向するようになる。

 

卒業後、組織設計事務所に就職し、子供の施設をデザインする機会に当たっては後者を意識し、

子供の身体感覚に寄り添い、雰囲気ある空間づくりが出来た。

 

しかし、新築の大規模施設だけを設計することに疑問を感じ、「リノベーション」に立ち返るべく、

ブルースタジオに転職、「リノベーション」という言葉だけでなく、

「建物をいかに使いこなすか」をテーマとした活動を行い、また志を同じくする多くの同士と出会うことにより、

これからの自分の役割を意識するようになった。

 

「ヒトが楽しくなるバショの作り方、マチを面白くするタテモノの使い方を考える」、という目標を掲げ、

「アーオ建築事務所」を立ち上げ。

 

 

 

 

 

 【プロフィール】

1976年 大阪生まれ。

東京大学工学部建築学科卒業

同大学院新領域創成科学研究科・社会文化環境講座修了(環境学修士)

スイス連邦政府給費留学(Accademia di Architettura, Mendrisio,スイス)

研修

安藤忠雄建築研究所

Pietro Carlo Pellegrini

 

職歴

株式会社C+A

株式会社石本建築事務所 勤務

株式会社ブルースタジオ 勤務